コイン洗車場

労働力の溢れているこの街で、最近白人のおじいちゃんが作りました。
ベルトコンベアに乗って自動的に車が動いて、巨大ブラシでワシャワシャ洗われて、最後に強風で水滴飛ばすタイプです。


停電ばっかのこの国で、一回50シル(50円強)で洗車してくれるお兄ちゃんたちの溢れるこの国で、一体誰が何故コイン洗車を?かなり疑問です。


スクールバスのバス停(ガソリンスタンドの一角)内に出来たもんだから、値段しだいだわね〜と時々話題にはなってたけどね。そんで、最近ようやく完成。そうしたらオーナーらしき白人のおじいちゃんがバス停にたまるママたちを勧誘してきた^^;
「今日はフリーでテストできるよ。どお?」
「これが初めてのテストじゃない?」
「いやいやもう何度もテストしてるから」
ってんで、さっそくうちのドライバー、ベンソンにやってきてもらいました。


訝しげに見ていた、他のドライバー数名も「やりたい、やりたい」言って続きます。そのうち子供たちが帰ってきて、子供満載で自動洗車開始したりして、盛り上がる盛り上がる(^^ゞ 基本、ケニア人は新しもの好きです。


しかーし!何台か続くうち、変な音がして洗車の機械が故障してた、、、停電かな?とにかくその日はそのまま閉店。それが今週の月曜の出来事だったけど、未だ閉店。どうなるかなぁ。


ちなみに気になるお値段。ワックスなどなどメニューによって500シル〜1000シルなり。
ちょっとーーーー!!ってみんな顎が外れそうです。
無理だって!! おじいちゃん、自分の国の物価と間違ってるって!!
メイドさんは月1万シルのお給料、ドライバーだって残業入れて2万弱の人が多いはず。

だれが1000シルの洗車を? もうちょっと考えて作ってよ〜
水も電気も不安定なこの国で!!ちなみに50シルの洗車は、大抵川沿いで裸足のおにいちゃんが洗ってくれます。川の水でね。コイン洗車の水の量、見てるだけで不安になるくらい使ってた。ここはケニアだよ??と私でも思ったなー。


日本ではおトイレの後、必ず流すように躾けるけど、ここは一度流すと次に溜まるまでが長い。なので、夜寝る前のおトイレなんて、「流さないでよ!おしっこでしょ?」「うわぁ、間違った!流しちゃった!ごめーん」なんて会話が飛び交います。


あの洗車場、オープンするのかなぁ。
ご参考までに日々の私たち自家用車の洗車はドライバーがやってくれます。ファミリードライバーは洗車も仕事のうちで、毎朝ひと通り送迎が済むと、バケツに水くんで(アパート内では蛇口からね)洗ってくれます。ここはものっすごいホコリなんで、外走ると触りたくないくらい車が汚れるのです。

今年は乾季が激しいので、水不足は深刻なのですが、うちのアパートは大所帯なので、水の確保がしっかりしているらしいです。ここが枯れたら、ナイロビ中が相当やばいことになってるはず。 水は電気よりどれほど大事か、ケニアに来て知りました。そろそろ雨季になって欲しいです。