お別れシーズン

今日、お世話になった校長先生が、こちらでの任期(3年)を終え、日本へ向けて旅立ちました。

また、新たな季節を迎えるんだなぁ、、としみじみ。

3/12に行われた卒業式では、6年生4人、中学生1人が卒業。
特に中学生は2学期を終えたころから、皆ぞれぞれ進む道が別れて、インターやローカル校へ転校が続出。日本人学校が中学部までなので、10代前半にして、様々な決断の時ですね。
6人でスタートした中学生(1年2人、2年1人、3年3人)が卒業する時には、中3の男の子、てっちゃん一人になっていました。


運動会の記事で触れた白組団長だった てっちゃん。
日本での高校進学を控えています。
みんな大好きだったてっちゃんのお別れの言葉(一部)、、
「僕は将来医者になります。…遠い国の事だと思っていた貧困や飢餓が目の前にあるのです。いつかこの地に戻って来て、国境なき医師団に入りたいと思います。お父さん、お母さん、皆さん、これからの僕の活躍を期待してください。」


成人式のようでした。
たとえどんな人生を歩もうとも、15歳でこれだけ将来について、進む道について考える機会があったことに驚きです。


てっちゃんの挨拶の中には、たった一人で小学生のリーダーをやり続けた苦悩もあり、自分で見出した答えもあり、本当に感謝でいっぱいです。

前に先生の一人が「もう小1の子たちなんて、てっちゃんのこと間違ってお父さんとか言っちゃいますよ」と笑っていました。

そして、帰国の前日、国際機関の方の協力で、スラムにあるクリニックを見学して帰って行きました。


6年生の4人も、それぞれに12歳として思う事を頑張って話していました。漠然と考えてる事を、しっかり纏めて言葉にするって、節目節目で良いことだな〜としみじみ思います。


世の中良くなって行くかもしれない、、と思える卒業式でした^^